産婦人科と助産院の違い
(By:★1人目は産婦人科、2人目は助産院で出産した私の体験)
母乳育児
母乳育児(産婦人科)
助産院
助産院では、基本的に母乳育児をするのが当たり前なので、
お部屋にポットや粉ミルクは置いていません。
母乳が足りないように見えた時は、水分補給という意味で白湯を与えていました。
スポイトで。
粉ミルクは助産院では与えない方針だったのだと思います。
妊娠中のおっぱいケアもしっかりしていて、乳頭ケア、乳頭トレーニングも
教えてくれました。
私の場合は扁平乳首だったので、それを矯正するために「プチパッド」という
道具を勧められて使いました。
それと併せて、乳頭マッサージ。
乳房のケアは安定期に入ってからはじめるように言われ、それに従いました。
乳頭のマッサージは初め凄く痛くて、少しずつしか触れませんでしたが、
徐々に柔らかく、そして伸びも良く変化していくのが分かるとやる気もUP!
なによりも、赤ちゃんの為にと痛みを堪えて頑張りました。
それだけ準備していても、産後は母乳育児が軌道に乗るまで大変でした。
赤ちゃんが産まれてすぐに、おっぱいを咥えてくれたのは本当に嬉しかった。
1人目の時には咥えることすらしてもらえなかったから・・・。
出産後、身体を綺麗にしてもらってから可愛いBaby服を着せられ、
傍らにピタッとくっついてきた時には、とんでもなく幸せな気持ちになりました。
そして、おっぱいを欲しがって、クンクンしてくる様子が可愛かった!
授乳をしてみても、最初はそれほど母乳が出ないので、ただ吸われている感じ。
3回目位に吸い付いてきた頃から乳首に異変が・・・。
赤ちゃんの吸い付く力は半端なく強くて、あっという間に乳首の根元に亀裂が
入ってしまいました。
あれだけマッサージして鍛えても切れてしまうとは、本当にびっくりしました。
私の痛みをよそに、チョイチョイおっぱいを欲しがる我が子。
与えないわけにはいかないので、アレコレ助産師さんに相談しながら
抱き方、咥えさせ方を試しつつ、頑張りました。
でも、乳首の根元が左右とも切れてしまい、流血。
血が乾く間もなく、授乳。激痛に耐えながらの授乳は苦行でした。
母乳は産後2日目頃から出ている実感があり、授乳すれば赤ちゃんは
飲んでくれているな。と分かるように。
痛くて直接飲ませられない時も、「おちょこ」に搾乳して飲ませました。
初乳は絶対にしっかりと飲ませたかったので、とにかく頑張りました。
抱き方は、授乳クッションを使って「フットボール抱き」が一番楽にでき、
最初の頃はその抱き方で与えていました。
おっぱいの傷にはピュアレーン(メデラ)のクリームを塗ったりもしましたが、
一番効いたのは、母乳を塗り広げること。
乳頭が切れた状態でも痛みを軽減して授乳する為のグッズもあって、
「乳頭保護器」という物も使いましたが、赤ちゃんがゴム臭さを感じるんじゃないか?
直接飲ませたい!という理由から、結局 乳頭保護器はあまり使いませんでした。
激痛だし、本当にキツカッタ.けど、授乳を続ける事が乳首の傷を治す近道と
聞いたので、根性で続けていると、2週間位で傷が少しずつくっついて皮膚が
丈夫になってきて、1ヶ月もすることには完治しました。
それからは、赤ちゃんが引っ張り飲みしても何をしても痛くもなく、裂けもせず、
本当に楽に授乳できるようになりました。
激痛に耐えながら授乳していた時は、咥えさせるまでに15分位かかっていたので、
泣き続ける我が子に申し訳なくて、つらかったけど、完治してからは本当に幸せな
授乳タイムを過ごすことができました。
私の場合は、トラブルを乗り越えてスムーズに授乳できるようになるまでに
1ヶ月かかりました。
でも、完全母乳で飲みたいだけ飲ませた結果、1ヶ月検診では、
体重が7~800g増えていたと記憶しています。
助産院では、よく頑張ったね!と褒めてもらいました。
本当に嬉しかった!!
あれから間もなく4年。
今も次女はおっぱいが大好きで、寝る時のお楽しみになっています
月別: 2016年9月
産婦人科と助産院の違い(私の体験を元に)⑦【母乳育児・産婦人科】
産婦人科と助産院の違い
(By:★1人目は産婦人科、2人目は助産院で出産した私の体験)
母乳育児
母乳育児(助産院)
産婦人科
産婦人科で出産すると、1~2日はBaby Roomで預ってくれて、
授乳の時間にその部屋に行って授乳するケースが多い。
その後母子同室なる病院も。私が産んだ産院はそうでした。
2日間は預ってくれて、その後は昼間だけ同室で夜は預ってくれる。
母親の意志は無視で、勝手に人工ミルク(粉ミルク)も与えられてしまう。
それがどうしても嫌で、産んだ直後から母子同室をお願いして実現しました。
ただ、これは本当に大変でした。
ベッドにおろすと泣きじゃくる我が子にオロオロ。
自分の身体も産後の痛みがひどくて、座るのも立つのも大変で、
赤ちゃんは泣き続けるので、眠れず、休めず・・・。
しかも母乳はうまく飲んでくれない。
仕方なく、少しの粉ミルクを飲ませるも、少しの間しか眠ってくれない我が子。
段々胸はカチカチに張って、痛くなってしまい、熱を持って、
数日苦しむことになってしまいました。
看護師さんがアイスノンで冷やしてくれて、少し楽にはなったけど、
産後のおっぱいの変化に驚きました。
完全母乳を目指して、頑張ろうとしている私の乳首をつまんで
「あ、これじゃ駄目だわ」(赤ちゃんが吸えないという意味)と捨て台詞を残した
助産師の仕事をしていた看護師。(私はあの人を助産師とは認めない)
涙が止まりませんでした。
悲しくて、悔しくて。
じゃぁ、どうしたら良いの? という話ができないまま退院。
本当に傷つきました。
結局授乳がうまくいかないまま、どうしたらいいのか分からないまま
放り出された事は今でも忘れられません。
産婦人科と助産院の違い(私の体験を元に)⑥【出産】
産婦人科と助産院の違い
(By:★1人目は産婦人科、2人目は助産院で出産した私の体験)
出産
産婦人科
産婦人科での出産は、陣痛の段階は病室で待機し、いよいよ!というタイミングで
分娩室に歩いて移動。
分娩台に這い上がって、手足をバンドで固定される。
お腹に陣痛をモニタリングするバンドを巻きつけられ、
足には汚れ防止のビニールみたいなものを巻かれる。
血管確保の為に、点滴をされ、赤ちゃんの出口を剃毛。
さらに導尿。
赤ちゃんの頭が見えてきたら、チョキンと会陰切開。
医者は切る&縫合の為だけに起きて来た様子でした。
(早朝5時)
痛みに耐えながら、色々と恥ずかしい思いをさせられました。
私の場合は、分娩台にあがってから10分位で出産、
胎盤が出るまでに更に5分。トータル15分程度で終わったので、
それほど大変ではなかったけど、あの体制で何時間も・・・と考えるとキツイ。
足を台の上に乗せてスタンバイするのが苦しいから、本当にシンドイ。
産婦人科での出産自体に良い思い出は全く無いですね。
入院中のご飯がボリューム満点で美味しかった事だけが良い思い出。
一番きつかったのが、陣痛の最中に息んじゃ駄目!声を出さない!
叫ばない!!といわれたこと。
無理だから、声出さないの。出ちゃうから!!
助産院
助産院での出産は、陣痛から出産、産後までずっと同じ部屋で過ごします。
陣痛を待つ時間は助産院付近ならどこでどう過ごしても大丈夫でした。
助産院の近くのケーキ屋さんでリフレッシュも可能!と言われたけど、
私は建物の中ですごしました。
階段を上ったり降りたり、バランスボールで弾んでみたり、ゴロゴロ寝てみたり。
なるべく歩いて、動くようにしてみたけど、中々陣痛が進まず、夜になってから
一度家に帰る?ゆっくりお風呂でも入ってきたら?と言われるも、2人目だし、
途中で産まれても怖いからと、助産院でゆっくりお風呂に入らせてもらうことに。
長女と一緒に入っちゃえば?と勧められたので、一緒に。
湯船に浸かった瞬間に、長女が「もう出たい」と言い出し、仕方なく一度出て、
娘だけ部屋に連れて行き、私はもう一度湯船へ。
リラックスして温まっているうちに、身体に変化が。
強い痛みが襲ってきたので、慌ててバスルームから出たところでナースコール。
自分で拭く事もできず、拭いてもらい、部屋に連れて行ってもらった記憶。
助産院では医療行為は一切ないので、分娩台もないし、
注射も剃毛も導尿もない。
ありのままで産む。という感じ。
声を出したければ出して良い。息みたい時に息んで良い!
そう言われて本当に幸せだった。
そのおかげか、叫びたいだけ叫んで、力も入れて、
動物的、獣のように、本来あるべきお産が出来た気がします。
生まれた時に、すっきりとドバーッと色んなものが出たような気がして
すっきりしました。(実際に出たのは赤ちゃんと羊水と胎盤ですが・・・)
お産ってこんなに気持ちいいんだって思えた。
私の、とびきり幸せな思い出です。