母乳育児 1人目の時

1人目を産んだ後、退院の時には授乳はうまく出来なかったし、
乳房のコンディションもよくないまま、家に帰ってしまい、
赤ちゃんも吸い付けないまま、無理やり口に突っ込んで
飲めてるのか、飲めていないのか分からない状態が続きました。
母乳は沢山出ていて、胸は張るし、母乳は滴るほど出ていたので、
母乳パットでは足りずに、授乳ブラの内側にタオルを挟んで凌いでいました。
赤ちゃんが直母で飲めていない可能性もあったので、搾乳をして
哺乳瓶で与えつつ、搾乳ばかりでは疲れてしまうので、人工ミルクも
飲ませていました。
完全母乳で育てたかったので、混合にする事はストレスでしたが、
子供の成長の為に仕方なく混合で育児をスタートさせました。
搾乳は電動は乳房に良くないと聞いたので、手動の物を使いました。
2週間もしないうちに、腱鞘炎になってしまい本当に辛かったです。
腱鞘炎だと赤ちゃんのオムツ代えも抱っこも沐浴もうまく出来ないので、
母親失格と言われているような気がして、痛みと悔しさで涙が出ました。
腱鞘炎がひどくて何も出来ない日が続いたので、仕方なく整形外科に行き、
炎症を止める注射を打ってもらいました。
注射を打った数日後からは、痛みも減り普通の生活が出来るように。
(腱鞘炎の注射を打った後は丸一日注射の箇所を濡らしてはいけなかった事、
授乳をしてはいけない事が避けられませんでした。これはかなりキツカッタです。)
哺乳瓶で飲む楽さに慣れてしまった我が子、おっぱいを拒否するように
なってしまい、乳房を口に近づけるとギャん泣き。
退院後1ヶ月もする頃には、母乳の出も激減。
このままではまずいと思い、出張でやっている助産師さんによる母乳マッサージを
受けました。
出張の母乳マッサージを4回位受けても、赤ちゃんはうまく飲めるように
ならなかったので、桶谷式の母乳マッサージを受けに行きました。
母乳の出を良くするマッサージを受け、飲ませ方の練習をしたら
あっという間にうまく飲めるように!
今まで苦労したから、その瞬間が来たのだと信じたい。
そう思うほど、簡単に咥えられるようになりました。
それが、生後4ヶ月の頃。
その後、チョビチョビ出ている母乳を飲みつつ、粉ミルクも飲んで、
無事大きくなっていきました。
生後8ヶ月を迎えた日、突然のおっぱい拒否。
あんなに苦労して飲めるようになった母乳。
そんなに好きじゃなかったみたい?
あまりに突然来た卒乳の日。
寂しいやら、ホッとしたやら、母乳育児から開放された安堵感かな、
私は熱を出してしまいました。
その後は粉ミルクオンリー。
1歳を過ぎるまで、離乳食も与えていませんでした。
理由は欲しがらなかったから。
大して母乳を飲まなかったけど、身体は細いものの元気に大きくなっています。
母乳、母乳と思いつめずに、気楽に混合で育てるのもありだと思います。
ママがストレスいっぱいで、疲れきっている状態は赤ちゃんにとっても
自分にとっても良くないことですからね。
私は、1人目の時に本当に苦労の連続だったので、色々調べたし、試しました。
本当に勉強になりました。
その事が2人目の成功に繋がったのだと思っています。

母乳育児は思っていたほど簡単じゃなかった

出産する前は、母乳は勝手に出るものだと思っていたし、
赤ちゃんはおっぱいを近づければ勝手に飲んでくれると思っていた。
まさか、あんなに苦労するとは全く予想もしていませんでした。
おっぱいの皮膚があんなに弱くて、傷つきやすいなんて知らなかったし、
赤ちゃんの吸い付く力の強さがあんなに強いとは思わなかった。
母親が食べる物、飲む物が母乳に影響する事、
精神状態、体調、母親の全部が母乳の質、出方に影響を与える。
親戚の心無い言葉が新米ママに与えるストレスは半端なかったし、
身近なところに、何の苦労もなく母乳育児をしているママがいる事が
自分に与えるプレッシャー、ストレス。
気にしないようにする事が自分を追い詰める事になり、それもストレス。
私の親世代は母乳育児が当たり前の時代だったようで、
主人の母は母乳の出もよく、苦労も記憶にないということで、
私の気持ちは殆ど分かってもらえず、言葉の端はしに傷つきました。
ただ私が下手くそみたいな、孫に非は無い。何で出来ないの?
そういう雰囲気が伝わってきて、本当に苦痛でした。
私の母は、母乳で苦労した方なので、私の苦しさを分かってくれて
慰められました。
私自身が赤ちゃんの時、上手に母乳を飲んであげられなかったみたいで、
相当苦労させたようです。わざとじゃないけど、申し訳なくて、謝りました。
私は、1人目の時に母乳育児がうまくいかなくて、何度泣いた事か・・・。
完全母乳で育てたい!と夫婦で強く思っていたから、
余計に大変にしてしまったということもあるけれど。
もっと気楽に最初から混合でいけばリラックスできて良いサイクルが
できたのかもしれない。
ただただ、必死に顔を真っ赤にして泣きじゃくる我が子に無理やり
おっぱいを咥えさせようと向き合った日々。
それが良かったのか、悪かったのか、今でもわかりません。

産む場所、産み方、とっても大事!

今まで産婦人科と助産院の違いを私の経験を通して書いてみましたが、
今思っても、どこでどんな風に生むか?は、大事だなと思いました。
産婦人科で産んだ子も、助産院で産んだ子も同じように可愛いのは当然
ですが、自分の経験として両方を経験できたこと、そして助産院での出産が
出来たことは本当に幸せで貴重な体験となりました。
私自身が産まれてきて良かった!
こんなに素晴らしいお産が経験できて良かった!
心からそう思い、ありとあらゆる物に感謝しました。
1人目も年齢で引っかからなければ助産院で産みたかったのですが、
初産は35歳未満しか助産院で受け入れてくれないので、無理でした。
産婦人科と助産院の両方を経験したから分かることもあるし、
こうして比べて記録が残せるので、貴重な経験が出来てよかったです。
助産院での出産は制限もあるし、誰でもOKというわけではないけれど、
可能な人はトライしてみて欲しいです。
きっと、幸せなお産ができるはずです。
私ももう少し若かったら、もう1人助産院で産みたかったな~と思います。
色んな理由があって、もう助産院では産めないのが残念です。
私の娘たちがいつの日か子を授かったら、助産院での出産を勧めたいです。
勿論、決めるのは本人ですが・・・。