母乳育児のデメリット

母乳育児のデメリット(私が経験した中で感じたデメリットです。)
・完全母乳だと、パパが授乳できないので、パパとのふれあいが減る。
 哺乳瓶で飲ませる場合は、誰が飲ませても一緒なので、家族で授乳の楽しみを味わえる。
 ママしか授乳出来ないという事は、不便なことも多くあります。
 パパはとても寂しい思いをしていたかな、と思います。寝るのも授乳もママだけとくっついているので。
・ママが病気や怪我の時に、授乳が苦痛。
 
 高熱を出している時、咳がひどい時、腱鞘炎の時、本当にキツかったです。
 そんな時でも母乳しか飲めない子だと、ママは根性を出すしかないですからね。
 頑張りました。
・哺乳瓶での授乳は場所を選ばずに、座る事ができればどこででもできますが、
 母乳の場合は、どこでもポロッと出して授乳するわけにはいかないので、
 授乳室や人目を遮れる場所を確保する必要があります。
 授乳ケープを使って、駅のベンチやショッピングモールのベンチで
 授乳している人もいますが、私には出来ませんでした。
 外出先のベビールーム、授乳コーナー、は必ずチェックしてから出かけていました。
 最悪の場合は、トイレの個室で授乳した事も何度かありました。(混んでいない時のみ)
 優先トイレの中でオムツを替えるついでに、立ったまま授乳。など色々な所で授乳しました。
・母乳は消化がよく、頻回授乳になるので、ママは何もできない。
 生後数ヶ月間は、赤ちゃんが一度に飲む量も少なく、母乳の消化も早いせいで
 一日に10回以上も授乳していました。
 1歳になる頃まで、うちはそんな感じで、授乳とオムツ替えと家の事をやったら
 あっというまに1日が終わってしまうような状況でした。
 しかも上の子のお世話もあるので、それはもう大忙しの日々。
 鏡で自分の顔を見る暇もありませんでした。
 2歳を過ぎても、1日に7~8回はオッパイを欲しがったので、
 そろそろ限界かな~という思いもあったけど、幸せそうにおっぱいを飲む姿は
 とても可愛く、間もなく4歳になる現在も授乳は続いています。
 今は夜寝る時と朝起きた時に飲む程度です。
・授乳中は、お酒やお薬は飲めないと思っていたほうがいいと思います。
  
 私は1人目を妊娠してから今まで約6年間、ほぼお酒は飲んでいません。
 薬も本当に仕方が無い時だけ飲みましたが、その時には1日授乳をストップ。
 私は、お酒を飲めなくても苦痛ではなかったけど、耐えられない人にはキツイですね。

母乳育児 2人目の時

1人目の時に、出産から何ヶ月間もの間苦労したおかげが、
2人目の時は最初から楽でした。
厳密に言うと、最初は楽でした。
授乳開始から数日後には乳首の付け根が避けて出血。
ズキズキなんてもんじゃない痛み。
赤ちゃんの吸引力は本当に凄いから、飲むたびに苦痛でした。
よし!って思わないと、咥えさせられないくらい痛くて、
授乳開始から授乳完了まで、1時間近くかかってしまいました。
おっぱいの傷口にピュアレーン(メデラ)を塗りながら、
毎日毎日、おっぱいを欲しがる可愛い我が子と格闘していました。
痛くて飲ませられない時はお猪口に搾乳して、お猪口で飲ませました。
(搾乳は搾乳器は使わず、指でやりました。その方が乳房の負担が少ないと
助産師さんに教えられたので、その通りに実践しました。)
助産院では、哺乳瓶は使わないほうが良いよと言われたので、
おちょこを赤ちゃんの口にピッタリ沿わせるように付けて飲ませました。
乳頭保護器は私には合わず、少しだけ使って止めちゃいました。
やはり、「スキン オン スキン」じゃないと授乳じゃない気がして・・・。
あと、どうしてもゴムの臭いが赤ちゃんも好まなかった、というのもありました。
1ヶ月位、痛みに耐えつつ頑張って、傷が治ってからは、
本当に楽チンで、自分がご飯を食べながら授乳も出来るようになったし、
授乳時間も短くなったし、添い乳も出来るようになったのが良かったです。
添い乳が出来ると、寝かしつけも楽だし、夜間の授乳も楽。
粉ミルクと比較にならないくらい楽でした。
夜中に起きて、ミルクを作り、冷まし、飲ませて、哺乳瓶を洗って消毒。
これは本当に大変でした。
特に、1人目の時は、冬に生まれたので、寒かったし、身体に堪えました。
2人目は完全母乳でスクスクと育ってくれたので、ミルク代もかからず、
親の体の負担も少なく、そして何より、沢山スキンシップができているので、
良いことばかりです。
赤ちゃんが病気の時の水分補給も、喉が渇けば勝手に飲んでくれるので、
母乳は本当に便利です。(現在進行形)
母乳育児のデメリットは次の回に書いてみます。

母乳育児 1人目の時

1人目を産んだ後、退院の時には授乳はうまく出来なかったし、
乳房のコンディションもよくないまま、家に帰ってしまい、
赤ちゃんも吸い付けないまま、無理やり口に突っ込んで
飲めてるのか、飲めていないのか分からない状態が続きました。
母乳は沢山出ていて、胸は張るし、母乳は滴るほど出ていたので、
母乳パットでは足りずに、授乳ブラの内側にタオルを挟んで凌いでいました。
赤ちゃんが直母で飲めていない可能性もあったので、搾乳をして
哺乳瓶で与えつつ、搾乳ばかりでは疲れてしまうので、人工ミルクも
飲ませていました。
完全母乳で育てたかったので、混合にする事はストレスでしたが、
子供の成長の為に仕方なく混合で育児をスタートさせました。
搾乳は電動は乳房に良くないと聞いたので、手動の物を使いました。
2週間もしないうちに、腱鞘炎になってしまい本当に辛かったです。
腱鞘炎だと赤ちゃんのオムツ代えも抱っこも沐浴もうまく出来ないので、
母親失格と言われているような気がして、痛みと悔しさで涙が出ました。
腱鞘炎がひどくて何も出来ない日が続いたので、仕方なく整形外科に行き、
炎症を止める注射を打ってもらいました。
注射を打った数日後からは、痛みも減り普通の生活が出来るように。
(腱鞘炎の注射を打った後は丸一日注射の箇所を濡らしてはいけなかった事、
授乳をしてはいけない事が避けられませんでした。これはかなりキツカッタです。)
哺乳瓶で飲む楽さに慣れてしまった我が子、おっぱいを拒否するように
なってしまい、乳房を口に近づけるとギャん泣き。
退院後1ヶ月もする頃には、母乳の出も激減。
このままではまずいと思い、出張でやっている助産師さんによる母乳マッサージを
受けました。
出張の母乳マッサージを4回位受けても、赤ちゃんはうまく飲めるように
ならなかったので、桶谷式の母乳マッサージを受けに行きました。
母乳の出を良くするマッサージを受け、飲ませ方の練習をしたら
あっという間にうまく飲めるように!
今まで苦労したから、その瞬間が来たのだと信じたい。
そう思うほど、簡単に咥えられるようになりました。
それが、生後4ヶ月の頃。
その後、チョビチョビ出ている母乳を飲みつつ、粉ミルクも飲んで、
無事大きくなっていきました。
生後8ヶ月を迎えた日、突然のおっぱい拒否。
あんなに苦労して飲めるようになった母乳。
そんなに好きじゃなかったみたい?
あまりに突然来た卒乳の日。
寂しいやら、ホッとしたやら、母乳育児から開放された安堵感かな、
私は熱を出してしまいました。
その後は粉ミルクオンリー。
1歳を過ぎるまで、離乳食も与えていませんでした。
理由は欲しがらなかったから。
大して母乳を飲まなかったけど、身体は細いものの元気に大きくなっています。
母乳、母乳と思いつめずに、気楽に混合で育てるのもありだと思います。
ママがストレスいっぱいで、疲れきっている状態は赤ちゃんにとっても
自分にとっても良くないことですからね。
私は、1人目の時に本当に苦労の連続だったので、色々調べたし、試しました。
本当に勉強になりました。
その事が2人目の成功に繋がったのだと思っています。