母乳育児 2人目の時

1人目の時に、出産から何ヶ月間もの間苦労したおかげが、
2人目の時は最初から楽でした。
厳密に言うと、最初は楽でした。
授乳開始から数日後には乳首の付け根が避けて出血。
ズキズキなんてもんじゃない痛み。
赤ちゃんの吸引力は本当に凄いから、飲むたびに苦痛でした。
よし!って思わないと、咥えさせられないくらい痛くて、
授乳開始から授乳完了まで、1時間近くかかってしまいました。
おっぱいの傷口にピュアレーン(メデラ)を塗りながら、
毎日毎日、おっぱいを欲しがる可愛い我が子と格闘していました。
痛くて飲ませられない時はお猪口に搾乳して、お猪口で飲ませました。
(搾乳は搾乳器は使わず、指でやりました。その方が乳房の負担が少ないと
助産師さんに教えられたので、その通りに実践しました。)
助産院では、哺乳瓶は使わないほうが良いよと言われたので、
おちょこを赤ちゃんの口にピッタリ沿わせるように付けて飲ませました。
乳頭保護器は私には合わず、少しだけ使って止めちゃいました。
やはり、「スキン オン スキン」じゃないと授乳じゃない気がして・・・。
あと、どうしてもゴムの臭いが赤ちゃんも好まなかった、というのもありました。
1ヶ月位、痛みに耐えつつ頑張って、傷が治ってからは、
本当に楽チンで、自分がご飯を食べながら授乳も出来るようになったし、
授乳時間も短くなったし、添い乳も出来るようになったのが良かったです。
添い乳が出来ると、寝かしつけも楽だし、夜間の授乳も楽。
粉ミルクと比較にならないくらい楽でした。
夜中に起きて、ミルクを作り、冷まし、飲ませて、哺乳瓶を洗って消毒。
これは本当に大変でした。
特に、1人目の時は、冬に生まれたので、寒かったし、身体に堪えました。
2人目は完全母乳でスクスクと育ってくれたので、ミルク代もかからず、
親の体の負担も少なく、そして何より、沢山スキンシップができているので、
良いことばかりです。
赤ちゃんが病気の時の水分補給も、喉が渇けば勝手に飲んでくれるので、
母乳は本当に便利です。(現在進行形)
母乳育児のデメリットは次の回に書いてみます。

母乳育児 1人目の時

1人目を産んだ後、退院の時には授乳はうまく出来なかったし、
乳房のコンディションもよくないまま、家に帰ってしまい、
赤ちゃんも吸い付けないまま、無理やり口に突っ込んで
飲めてるのか、飲めていないのか分からない状態が続きました。
母乳は沢山出ていて、胸は張るし、母乳は滴るほど出ていたので、
母乳パットでは足りずに、授乳ブラの内側にタオルを挟んで凌いでいました。
赤ちゃんが直母で飲めていない可能性もあったので、搾乳をして
哺乳瓶で与えつつ、搾乳ばかりでは疲れてしまうので、人工ミルクも
飲ませていました。
完全母乳で育てたかったので、混合にする事はストレスでしたが、
子供の成長の為に仕方なく混合で育児をスタートさせました。
搾乳は電動は乳房に良くないと聞いたので、手動の物を使いました。
2週間もしないうちに、腱鞘炎になってしまい本当に辛かったです。
腱鞘炎だと赤ちゃんのオムツ代えも抱っこも沐浴もうまく出来ないので、
母親失格と言われているような気がして、痛みと悔しさで涙が出ました。
腱鞘炎がひどくて何も出来ない日が続いたので、仕方なく整形外科に行き、
炎症を止める注射を打ってもらいました。
注射を打った数日後からは、痛みも減り普通の生活が出来るように。
(腱鞘炎の注射を打った後は丸一日注射の箇所を濡らしてはいけなかった事、
授乳をしてはいけない事が避けられませんでした。これはかなりキツカッタです。)
哺乳瓶で飲む楽さに慣れてしまった我が子、おっぱいを拒否するように
なってしまい、乳房を口に近づけるとギャん泣き。
退院後1ヶ月もする頃には、母乳の出も激減。
このままではまずいと思い、出張でやっている助産師さんによる母乳マッサージを
受けました。
出張の母乳マッサージを4回位受けても、赤ちゃんはうまく飲めるように
ならなかったので、桶谷式の母乳マッサージを受けに行きました。
母乳の出を良くするマッサージを受け、飲ませ方の練習をしたら
あっという間にうまく飲めるように!
今まで苦労したから、その瞬間が来たのだと信じたい。
そう思うほど、簡単に咥えられるようになりました。
それが、生後4ヶ月の頃。
その後、チョビチョビ出ている母乳を飲みつつ、粉ミルクも飲んで、
無事大きくなっていきました。
生後8ヶ月を迎えた日、突然のおっぱい拒否。
あんなに苦労して飲めるようになった母乳。
そんなに好きじゃなかったみたい?
あまりに突然来た卒乳の日。
寂しいやら、ホッとしたやら、母乳育児から開放された安堵感かな、
私は熱を出してしまいました。
その後は粉ミルクオンリー。
1歳を過ぎるまで、離乳食も与えていませんでした。
理由は欲しがらなかったから。
大して母乳を飲まなかったけど、身体は細いものの元気に大きくなっています。
母乳、母乳と思いつめずに、気楽に混合で育てるのもありだと思います。
ママがストレスいっぱいで、疲れきっている状態は赤ちゃんにとっても
自分にとっても良くないことですからね。
私は、1人目の時に本当に苦労の連続だったので、色々調べたし、試しました。
本当に勉強になりました。
その事が2人目の成功に繋がったのだと思っています。

母乳育児は思っていたほど簡単じゃなかった

出産する前は、母乳は勝手に出るものだと思っていたし、
赤ちゃんはおっぱいを近づければ勝手に飲んでくれると思っていた。
まさか、あんなに苦労するとは全く予想もしていませんでした。
おっぱいの皮膚があんなに弱くて、傷つきやすいなんて知らなかったし、
赤ちゃんの吸い付く力の強さがあんなに強いとは思わなかった。
母親が食べる物、飲む物が母乳に影響する事、
精神状態、体調、母親の全部が母乳の質、出方に影響を与える。
親戚の心無い言葉が新米ママに与えるストレスは半端なかったし、
身近なところに、何の苦労もなく母乳育児をしているママがいる事が
自分に与えるプレッシャー、ストレス。
気にしないようにする事が自分を追い詰める事になり、それもストレス。
私の親世代は母乳育児が当たり前の時代だったようで、
主人の母は母乳の出もよく、苦労も記憶にないということで、
私の気持ちは殆ど分かってもらえず、言葉の端はしに傷つきました。
ただ私が下手くそみたいな、孫に非は無い。何で出来ないの?
そういう雰囲気が伝わってきて、本当に苦痛でした。
私の母は、母乳で苦労した方なので、私の苦しさを分かってくれて
慰められました。
私自身が赤ちゃんの時、上手に母乳を飲んであげられなかったみたいで、
相当苦労させたようです。わざとじゃないけど、申し訳なくて、謝りました。
私は、1人目の時に母乳育児がうまくいかなくて、何度泣いた事か・・・。
完全母乳で育てたい!と夫婦で強く思っていたから、
余計に大変にしてしまったということもあるけれど。
もっと気楽に最初から混合でいけばリラックスできて良いサイクルが
できたのかもしれない。
ただただ、必死に顔を真っ赤にして泣きじゃくる我が子に無理やり
おっぱいを咥えさせようと向き合った日々。
それが良かったのか、悪かったのか、今でもわかりません。