産婦人科と助産院の違い(私の体験を元に)⑥【出産】

産婦人科と助産院の違い
(By:★1人目は産婦人科、2人目は助産院で出産した私の体験)
出産
産婦人科
産婦人科での出産は、陣痛の段階は病室で待機し、いよいよ!というタイミングで
分娩室に歩いて移動。
分娩台に這い上がって、手足をバンドで固定される。
お腹に陣痛をモニタリングするバンドを巻きつけられ、
足には汚れ防止のビニールみたいなものを巻かれる。
血管確保の為に、点滴をされ、赤ちゃんの出口を剃毛。
さらに導尿。
赤ちゃんの頭が見えてきたら、チョキンと会陰切開。
医者は切る&縫合の為だけに起きて来た様子でした。
(早朝5時)
痛みに耐えながら、色々と恥ずかしい思いをさせられました。
私の場合は、分娩台にあがってから10分位で出産、
胎盤が出るまでに更に5分。トータル15分程度で終わったので、
それほど大変ではなかったけど、あの体制で何時間も・・・と考えるとキツイ。
足を台の上に乗せてスタンバイするのが苦しいから、本当にシンドイ。
産婦人科での出産自体に良い思い出は全く無いですね。
入院中のご飯がボリューム満点で美味しかった事だけが良い思い出。
一番きつかったのが、陣痛の最中に息んじゃ駄目!声を出さない!
叫ばない!!といわれたこと。
無理だから、声出さないの。出ちゃうから!!
助産院
助産院での出産は、陣痛から出産、産後までずっと同じ部屋で過ごします。
陣痛を待つ時間は助産院付近ならどこでどう過ごしても大丈夫でした。
助産院の近くのケーキ屋さんでリフレッシュも可能!と言われたけど、
私は建物の中ですごしました。
階段を上ったり降りたり、バランスボールで弾んでみたり、ゴロゴロ寝てみたり。
なるべく歩いて、動くようにしてみたけど、中々陣痛が進まず、夜になってから
一度家に帰る?ゆっくりお風呂でも入ってきたら?と言われるも、2人目だし、
途中で産まれても怖いからと、助産院でゆっくりお風呂に入らせてもらうことに。
長女と一緒に入っちゃえば?と勧められたので、一緒に。
湯船に浸かった瞬間に、長女が「もう出たい」と言い出し、仕方なく一度出て、
娘だけ部屋に連れて行き、私はもう一度湯船へ。
リラックスして温まっているうちに、身体に変化が。
強い痛みが襲ってきたので、慌ててバスルームから出たところでナースコール。
自分で拭く事もできず、拭いてもらい、部屋に連れて行ってもらった記憶。
助産院では医療行為は一切ないので、分娩台もないし、
注射も剃毛も導尿もない。
ありのままで産む。という感じ。
声を出したければ出して良い。息みたい時に息んで良い!
そう言われて本当に幸せだった。
そのおかげか、叫びたいだけ叫んで、力も入れて、
動物的、獣のように、本来あるべきお産が出来た気がします。
生まれた時に、すっきりとドバーッと色んなものが出たような気がして
すっきりしました。(実際に出たのは赤ちゃんと羊水と胎盤ですが・・・)
お産ってこんなに気持ちいいんだって思えた。
私の、とびきり幸せな思い出です。

産婦人科と助産院の違い(私の体験を元に)⑤【出産に向けての準備】

産婦人科と助産院の違い
(By:★1人目は産婦人科、2人目は助産院で出産した私の体験)
出産に向けての準備
産婦人科
医者は、胎児に異常がないかどうか?母体に異常は無いか?を重視。
妊婦の出産に対する思いや希望は後回しな感じでした。
バースプランは産院にもよるけれど、私の行っていた産婦人科は
こちらが言わなければ、特に話し合いも無く、フォームも無く・・・。
でも、私がこだわりたいポイントは紙に書いて提出しました。
一応、私の話は聞いてくれて、この病院で出来ること、出来ないことを
教えてくれました。(良心的な病院だったと思います。)
でも、バースプランの話を切り出すのも遠慮しながら話した記憶があります。
後から思えば、何も遠慮することなんて無かったのですが・・・。
母乳で育てたいと話をして、助産師さんに乳頭ケアを教えてもらいました。
でも、実践的ではなく、産後に苦労する事に・・・。
パパの立会いで出産はできたし、カンガルーケア(赤ちゃんの体のチェックして、
きれいにしてから)
も一応できた。
抱っこした時におっぱいも吸わせてみたけど、うまく吸ってくれず断念。
助産院
助産院では、好きな場所で、好きな格好で、好きなように産んでね!と、
言われ続けるので、どうやって産んでやろうか?とアレコレ考えました。
バースプランは常に検診の度に話していましたし、予定日近くなってからは
フォームに書き出して、しっかりと打ち合わせをしました。
絶対にやりたい事という項目に書いた事は実現できました。
「赤ちゃんが出てきた時に、頭をなでる」
「へその緒はパパが切る」「カンガルーケアをする」
「出産の瞬間の動画と写真を撮る」
「上の子とパパに立ち会ってもらう」など。
事前に打ち合わせていたバースプランは、お産が進む中で
フレキシブルに変更されつつ、とても満足がいくお産が出来ました。
例えば、中々陣痛が本格的にならないから、「とりあえずお風呂入ってみるか?」とか。
結局、お風呂に入っている時に陣痛が本格的になって、ナースコール。
その後1時間で産まれるという超安産を遂げたわけですが、
お産は始まってみないと、どんなお産になるかわからない、神秘的な物。
満足のいくお産をするためには、どんなお産がしたいか?
どんな風に産みたいか?どんな風に赤ちゃんと対面したいか?
真剣に考えて、思いを馳せて、ワクワク、ドキドキしながら
プランを練らないといけないと思います。
人生で1~2回あるかないか?(多ければもっと)の貴重な体験ですからね。
出産に向けての心の準備がしっかりできる助産院は、
安心して出産が出来る場所だと私は思います。
ただ、心の面だけでできないのが出産なので、自分の体作りがまず第1です。

産婦人科と助産院の違い(私の体験を元に)④【お産の費用&入院】

産婦人科と助産院の違い
(By:★1人目は産婦人科、2人目は助産院で出産した私の体験)
お産の費用&お産での入院日数
・産婦人科
私が1人目を出産した産院は、割と良心的な病院だったので、
お産の費用は相場よりも少し安かったです。
出産育児一時金が42万円ですが、その金額が産院へ直接入金してくれるので、
あとは差額を支払えばOK。
50万円位の出産費用のうち、出産育児一時金が42万円を賄ってくれるので、
残りの8万円程度を支払うだけで大丈夫でした。
出産前日の午後から入院していたので、5泊6日。
(本来であれば、初産は4泊5日の予定でした。)
・助産院
入院する日数によっても変わってくるのですが、4泊5日の入院で
出産費用と合わせて58万円でした。
支払い方法は1人目の産婦人科同様、42万円の出産育児一時金は
直接助産院へ振り込んでくれるので、私は差額を助産院に支払いました。
金額だけで言うと、助産院の方が高かったです。
でも、満足度は計り知れず・・・。
ちなみに、入院日数は初産と経産婦では1泊異なるのは共通でした。
初産の方が長い。
海外での出産では、日帰り出産の病院もあるけれど、
体格も産み方も違うので、比較にならないと思いますし、日本人というか
アジア人には向かないと個人的に思います。
欧米の方の体つきとアジア人の体つきは全く違いますからね。
出産も、無痛分娩が主流なので、分娩で力を出し尽くして疲労する、
身体への負担は少ないと思われます。